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生観戦!マルコム・ツニャカオ対大場浩平




名古屋に行って、とんぼ返りです。新幹線の移動も、なかなかつかれます。行きは奮発してグリーン車にしたのですが、帰りは普通車、ということもあって疲労がたまっています。逆にすればよかったですね。

会場についたのは、一時半ころで、もう前座が始まっていました。
ふと思ったのは、中部地方の6回戦のレベルが上がってきているということ。
まずまずの戦績の選手同士をぶつけるなど、昔ならまずやらないようなマッチメークもあり、前座も楽しめました。
アマ高校王者、児玉選手のデビュー戦、これは相手が二戦二敗ということもあり、一回ダウンを奪った段階で、相手コーナーからのタオル投入がありました。

実は、アマチュア王者(級)のプロ転向戦、意外と番狂わせがあるんですよね。僕が生観戦したなかでは、のちの日本ミニマム級王者、玉城選手(帝拳)が2勝3敗の選手に初回KO負け、なんていうのもありました。

マンガ「はじめの一歩」で板垣君がデビュー戦で痛い目に遭っていますが、決してマンガだけの世界ではないのです。ボクサーには、あたりまえですが両拳がある以上、何があってもおかしくはないので。

セミファイナルの8回戦、日本ランカー林選手はタイ選手に僅差の判定勝ち、タイ人サイドにはジョーさんがいらしたので、リングジャパンのマッチメークだったのでしょう。タイ人が予想以上の頑張りを見せ、終始林選手を守勢にまららせていたようですが、たまに入った有効打が評価されての1~3ポイント差の判定勝ち。内容的には、終始タイ人がマイペースのボクシングを見せていたようでしたが…。

さて、メインイベントですが、その前に飯田覚士氏によるキッズボクシング教室がありました。小さい子供ながら、いいワンツーを打つ子もいて、底辺層の拡大に期待したいところです。

さて、メインのツニャカオ対大場。
メインでも会場の入りは7から8割くらいか?僕と連れ(予備校時代の教え子)もちゃっかりと空いている見やすい席へ移動。

第1ラウンド、様子見ではあるが、サウスポーのツニャカオのプレッシャーに対して、オーソドックスの大場が右回りを強いられるシーンがみられた。前足の位置を確認しても、ツニャカオのほうが外に出ている…。この回は、僅差ではあるが、大場のガードの上を叩いたツニャカオか。10-9.
第二ラウンド、第1ラウンドとそんなに変わらないが、ツニャカオの手数が増える。ワンツーの後の左アッパーの返しが怖い。当たらなくても、精神的に優位に立てる。スリーのアッパーがあたらないと見るや、スリーを左ストレートに切り替えた。何度か大場の顔面、ボディをとらえる。この回は明白にツニャカオであろう。
第3ラウンド、劣勢を悟ったか、大場が攻勢を強める。クリーンヒットはほとんどないが、ボディ中心の攻めでツニャカオを守勢に回らせた。この回は大場であろう。
第4ラウンド、再びツニャカオが手数、攻勢を強める。大場もここは踏ん張り、打ち合いになる。打ち合いと言っても、クリーンヒットは防御技術でかき消される、高度なものだ。僕のようなマニアにはたまらないのだが、ボクシングを生観戦するのが初めてという教え子には、やはり面白さが伝わらないようだ。微妙だが、ツニャカオに振ります。

僕の採点では、39-37で王者。オープンスコアでも39-37が二人、38-38が一人。まあ、妥当ですな。昔のような「名古屋採点」の心配はなさそうだ。

5ラウンド、普通ならば、挑戦者が劣勢だと分かれば、反撃するものだが、大場の攻めは淡泊な上に、攻防分離がはなはだしい。ツニャカオは足も使いつつ、コンスタントにワン、ツー、スリーと打ちますが、大場はブロッキング中心で、たまにボディを入れるくらい。このボディの多くもツニャカオのショルダーブロックに阻まれている。やはりツニャカオのラウンド。10-9。
6回も5回とほぼ同じ展開。大場、そして陣営はこのボクシングでポイントが取れると思っているのか???
だとしたら、セコンドの能力は著しく低いと言わざるを得ない。ツニャカオの10-9。
7回は、ツニャカオが手数を控えているように見えた。大場は接近戦に持ち込み、ボディを攻めようとするが、有功打はない。この回は手数を評価して、大場の10-9.
8回はツニャカオがまた攻勢を強める。大場もこれに応じるが、ツニャカオの「スリー」の見栄えのほうがいい。終了間際、大場は攻勢を取るが、これをどう評価するかで採点は変わりそう。僕はラウンド全般のリングジェネラルシップを評価し、ツニャカオの10-9.

僕の採点では、78-74でツニャカオ。オープンスコアでは78-74がひとり、77-75が二人。いずれにせよ、ツニャカオは残り4ラウンドのうち、ひとつでも取れば、最悪引き分け防衛になる算段だ。

普通ならば、選手、陣営もあわてそうなものだが、そうも見えない。
9回のボクシングも淡々としたもの。但し、ツニャカオに若干つかれが見えてきた。しかし、それ以上に大場に攻め手がない。微妙だが、ツニャカオ10-9。
10回、やはり大場には必死さが感じじられない。4年ぶりの12回戦ということで、スタミナの温存を図っているのか???一発、大場のいい右も入るが、やはり流れはツニャカオ。大場の背後にツニャカオが回りこむ場面が増えてきた。これは、選手間によほどスピード差がないとできない芸当であるはずだが…。
11回、大場はさすがに攻める。接近戦でなりふり構わずにパンチを打ち分けるが、ツニャカオの体さばきの前に、有功打はほとんどない。ふりわけるなら、大場の10-9.
そして最終回、グローブタッチをした両者、最後の攻防だ。ここはツニャカオが攻める。「敵地」を意識しての万一のことを考慮してのことであろう。大場のガードもお構いなしに、コンビネーションを惜しみなく出す。大場はツニャカオの打ち終わりにボディを狙うも、効果は薄い。最終回はツニャカオ、10-9。

僕の採点では117-111でしたが、オフィシャルは3人とも116-112で王者防衛!でした。

たぶん、ツニャカオにとっては、想定外の楽な試合だったと思います。10年前のセレス戦では、終盤はアップアップでしたから…

大場にとっては、この敗戦はあまりに痛い、としかいいようがない。おそらくは地元名古屋でやれば判定で勝てる、と踏んでのことだったのかもしれないが、名古屋判定は先日の下田対大橋戦でもわかるよう、過去の遺物であるようだ。

大場が再起するのか、引退するのかはわからない。ただ、彼が日本タイトル防衛で行ってきた、「受け身」の戦いでは上に通用しないことがわかったはずだ。大場は、運動神経はすぐれているのかもしれないが、ボクシングを組み立てる頭脳があまりにお粗末だ。セコンド陣に問題があるのかもしれないが。被弾を恐れず、手数を増やさなければ上は望めまい。この日の出来では、日本王者山中にも勝てないきがする。場合によっては、KO負けもありうるだろう。一皮むけた大場を見たかった僕としては、残念な試合でした。負けるにせよ、負け方があるはずだ。挑戦者が挑戦者のボクシングをしない、ここが一番気になったところである。

再起するなら、「最強後楽園」「Bタイト」のようなハングリーなトーナメント戦を経験するのもいいのでは、と思った。





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No title

う~ん、ほぼ予想通りという感じですね。
大場選手はなかなか勢いを出せないというか、能力は高いんですが
気持ちのいいボクシングができないですね。
ディフェンス意識が強過ぎるのか、警戒し過ぎるのか。
堅いガードとカウンターという点で、僕の中では中沼選手と似ていると
感じます。(中沼選手は攻撃的性質を持っていましたが)
何とかならんのかな~、勿体ないな~という印象がずっとあるんですよね。
ツニャカオ選手には何とかもう一度世界のチャンスを作ってあげてほしいです。


Hurricane様

コメントありがとうございます。

確かに、性格の面では、中沼選手と大場選手は似ているような気がします。誰に何と言われようが、自分のスタイルを変えない点で・・・
中沼選手はその性格が災いして、国際ジムの高橋会長からは疎まれ、会長は従順であったプロスパー松浦選手のほうをかわいがっていました。僕は一時期高橋会長とは親しくさせていただいていたのですが、電話でも、飯、酒のときでも「中沼はショート連打を覚えようとしない」と嘆かれていました。松浦選手は打たれもろさが災いして、上にはいけませんでしたが、高橋会長も認めていらっしゃった、究極の完成形であるレパード玉熊に似たボクサーでしたね。名城選手に敗れた後、河野を再起戦の相手に持ってきたのが失敗でしたね。無難な外人にしておけば、とは思ったのですが、高橋会長は露骨なカマセを使うマッチメークは嫌っていらったので。

大場は、試合中にメイ様のまねをしている暇があったら、手数出せ!っていいたくなるような、歯がゆい試合でした。正直、「無敗」のメッキがはがれた大場には世界のチャンスは回ってこないでしょうね。入口受付の招待客のリストをちらりと見たら、帝拳の本田さんの名前もあったので、もしこの試合で勝てば、本田さんも大場の世界戦を組もうとしていたのかな、って思いましたので・・・。

ツニャカオの世界戦は、今のバンタムの情勢からは厳しいかもしれませんね。115ポンドに下げて、河野・ロハスのWBC王座決定戦の勝者に挑戦できればいいとは思うのですが・・・。115ポンドはもう作れないのでしょうか。

No title

名古屋遠征ご苦労さまです。大場は完敗だったみたいですね。ここが限界なのか、この先があるのか?それはわからないですが、ここから出直すには思い切って環境を変えるのが一番いいのではないでしょうか。西岡が帝拳へ移籍して遂にチャンスを掴んだ様に。戸高も緑ジムへ移ってマック・クリハラ氏と出会ってタイトルを獲ったわけですし。残念ながら地方ジムに所属したままではいたずらにキャリアを浪費するだけになってしまう気がします。
個人的には大場にはまだまだノビシロがあると思いますので心機一転頑張ってもらいたいところです。

しかし、ツニャカオに挑む日本人が出てこないのでは・・・

チャベスのボディ・ブロー 様

コメント、ありがとうございます。
今日はめずらしく、平日の休日ですので、まったりとすごしております。
大場は、ここ10戦ほど、進歩が見られないですね。
彼の所属ジムの事情まではよくわかりませんが、いいトレーナーがいないのは確かでしょうね。8回、公開採点が終わっても、すこしもあわてた様子がなかったところを見ると、「名古屋判定」を当然のものとして受け止めていたふしさえ見られます。
帝拳さんあたりに移籍して、山中、下田、松田、粟生あたりにもまれれば、センス+アルファがくわらるとは思うのですが・・・。
ツニャカオを攻略できる日本人は、皆無、というわけではないと思いますよ。コテコテのインファイターで、ボディ攻めが得意で、ある程度の心身の耐久力があれば十分攻略可能でしょう。韓国での蔡戦は、終盤押し込まれてスタミナ切れかかっていましたから…。もしも、前スーパーバンタム級王者の大橋が118ポンドに戻せるのなら、先日の下田戦のコンディションであれば、いい勝負になる、と思います。見たいカードではあります。
昨日の大場は、あまりにもツニャカオの好きな距離で戦いすぎた、の一言ですね。二回ほど、インファイトでツニャカオを困惑させる場面があったのだから、やろうと思えばもっとできたはず、でしょう。大場の「打たれたくない」というハートの問題ではないでしょうか。
しかし大場ももういつの間にか25歳、戦績を考えても、キャリアが終焉を迎えているのは間違いないでしょう。とにかく、昨日の試合、大場は絶対負けが許されない試合を落としたことは間違いと思います。
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プロフィール

とんち番長

Author:とんち番長
後楽園通い、20年超えた、筋金入りのボクシングマニアです。東大や国公立医学部志望者の高校生や大学受験生に「受験」英語を教えることが仕事です(つまりしゃべりは全く駄目です)ので、たまに英文を引用して、受験生のひまつぶしにもなればいいと思っています。結構試験でのツボがあるかもしれません。

なお、かなりのスロ好きです。「デビルマン・悪魔降臨」の画像のプレミア性を理解できた方も、相当マニアなはずです。

この16384の1のプレミアボーナスは、明が美樹の首だけになった遺骸を葬るシーンが、フリーズを伴い、画像表示されるのが基本だとお気づきでしょうか。これは、実は何の変哲もない、よくありがちな美樹が悪魔に追いかけられる画面から入ったのすが、連続演出中にプレミア引いたのでしょう。

自称プレミアハンターで、特に初打ちでプレミアを引くのが得意です(笑)。今日現在、神に5回愛されています。

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