スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

生観戦!日本バンタム級タイトルマッチ

この試合、後楽園ホールで見れたことは、幸甚、の一言に尽きる。王者、挑戦者が技術、戦略、強打を余すことなく出しつくし、精神的な面での「強さ」をも堪能することのできる、極上の絶品であった。

王者山中に対し、挑戦者岩佐。僕は正直、やや岩佐有利か、と考えていた。

一ラウンド、二ラウンド、堅さの見られる王者に対し、挑戦者はジャブの刺し合いからの左を再三好打した。山中が岩佐の左クロスをよけきれないのだ。二ラウンドには大きくぐらつく場面も見られた。ただ、妙に山中に余裕というか、冷静さが感じられた。

このままの展開では、王者がじり貧か、と思った三ラウンド、それまで当立っていた岩佐の左が急に当たらなくなった。よく見ると、山中は右腕の肘、右肩を巧みに使って、岩佐の左の軌道を微妙に変えていたのだ。この回を境に、戦況が混とんとしてくる。山中は左ストレートを顔面だけでなく、ボディにも散らしてきている。一方で、岩佐は所謂ヘッドハンターで、ボディブローがほとんど見られない。彼の師、セレス小林氏はボディ打ちの名手でもあったが…。やはり、アマ歴が長いせいか、バッティングを過度に恐れ、ボディパンチが打てなかったのだろう。三ラウンドと四ラウンドは、多彩な攻めを見せた王者のラウンドと見た。五回には、岩佐が左をややフック気味に打ち、何度かクリーンヒットがあったので、岩佐のラウンドとしてもいいだろう。

六回以降、ゲームメークの巧拙の差が見られるようになった。王者山中のほうが、「苦戦なれ」していることもあるのだろう。足を使うこともあれば、接近戦でのショートパンチ、ボディブローを見せ、防御面でも岩佐の左をスリッピングアウェイで殺す場面が何度も見られた。両者、好打の応酬があるが、表面的にはダメージは見られない。ただ、パンチ力の差で、岩佐にはダメージが蓄積されていったのであろう。それでも岩佐も勝利への執念を見せ、九回には王者に攻め込む場面が見られた。

最終回。ポイントは微妙だが、自分の採点ではやや王者有利。挑戦者はドローではタイトルを奪えない。そのことを知ってか、まずは岩佐がラッシュをかけ、山中を守勢に回らせる。但し、フットワーク、ボディワークを巧みに使い、攻勢ではあっても有効打は見られない。残り1分。このまま判定では、と誰もが思っていたであろうが、岩佐の打ちつかれでの一瞬のすきをつき、山中が左右の強打をヒット、岩佐にダメージを与える。その後、一気呵成の連打をしかけ、岩佐の首が一瞬力をなくしたかにみえたその刹那、青コーナーからはタオルが投げ込まれ、レフェリーはそのタオルを見ていたかはわからないが、試合をストップした。会場をすぐにあとにしたので、正確な時間はわからないが、残り30秒くらいだったようだ。
このタイミングでタオルを投げたセレス小林氏の英断には感服する。

勝った山中はもはや日本タイトル戦をやる意味はないであろう。世界戦を行うだけの力量は十分にあるとみる。おそらく、WBAでは近いうちにOC(オフィシャル・チャレンジャー)になるであろう。WBAの正規王者が山中の挑戦を受けるかはわからないが、指名戦となれば、ぜひ見たいものである。

敗れた岩佐も、ポテンシャルの片鱗は存分に見せてくれた。心身へのダメージが回復すれば、再び上位に上がってくるであろう。岩佐はレフェリーストップで敗れたとはいえ、ダウンはしておらず、意外なほどの耐久力など、世界レベルでも通用する体力も見せてくれた。技術もハートも申し分ない。あとは、「キャリア」を積むことで、彼もいずれ日本、東洋、世界へと進めるだけの素材だと思う。失礼ではあるが、潜在的な才能は師匠の小林氏を凌駕しているとみた。あとは、日本王座を3回目で獲得した苦労人、小林氏から、戦略面、試合の流れの再構築などを学んでもらいたいものである。

正直、僕がパチスロ以外でアドレナリンが出たのは、久し振りであった。「日本バンタム級タイトルマッチ」にふさわしい戦いを演じてくれた両雄に心から敬意を表するとともに、今後の活躍も期待したい。
スポンサーサイト

テーマ : ボクシング
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

No title

これは山中を褒めるべき試合でしょうね。右の使い方の巧拙が展開を左右する要因になった気もします。個人的にするはもう一戦・・・ツニャカオとやってから世界へ挑んでもらいたいですね。亀1も挑戦を受けないならとっとと消えてもらいたいっす。

コメントありがとうございます

> これは山中を褒めるべき試合でしょうね。右の使い方の巧拙が展開を左右する要因になった気もします。

僕は、右もさることながら、左をボディ、顔面と打ち分けた山中、および陣営の作戦に感心しました。技巧では岩佐が上だと思っていましたが、山中も王座奪取した安田戦と比べると別人のようでした。安田戦では、結構右を被弾していたので…。

>個人的にするはもう一戦・・・ツニャカオとやってから世界へ挑んでもらいたいですね。亀1も挑戦を受けないならとっとと消えてもらいたいっす。

ツニャカオは真正ジムなので、身内同然の帝拳としても試合を組みにくいですね。ツニャカオは、現地観戦した大場戦は大場の拙攻もあり、結構省エネボクシングしてましたが、本田戦、中広戦と「狂い咲き」の感もあります。115ポンドでも行けるようなので、トマス・ロハスあたりとの試合が組まれれば、と思います。亀田長男は…どうなのでしょうか。WBAがミスター・本田と亀田陣営のどちらを重視するか、にかかっているのではないでしょうか。「4階級」目指して、指名試合の前に王座返上してしまうのかなあ…。指名戦受けるなら、男意気評価しますが。
スポンサーエリア
プロフィール

とんち番長

Author:とんち番長
後楽園通い、20年超えた、筋金入りのボクシングマニアです。東大や国公立医学部志望者の高校生や大学受験生に「受験」英語を教えることが仕事です(つまりしゃべりは全く駄目です)ので、たまに英文を引用して、受験生のひまつぶしにもなればいいと思っています。結構試験でのツボがあるかもしれません。

なお、かなりのスロ好きです。「デビルマン・悪魔降臨」の画像のプレミア性を理解できた方も、相当マニアなはずです。

この16384の1のプレミアボーナスは、明が美樹の首だけになった遺骸を葬るシーンが、フリーズを伴い、画像表示されるのが基本だとお気づきでしょうか。これは、実は何の変哲もない、よくありがちな美樹が悪魔に追いかけられる画面から入ったのすが、連続演出中にプレミア引いたのでしょう。

自称プレミアハンターで、特に初打ちでプレミアを引くのが得意です(笑)。今日現在、神に5回愛されています。

リンク
アマゾン通販
スポンサー
スポンサー
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
おすすめ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア
お勧め
ポイントをPOINTINで獲得!そして換金!完全無料のポイント サイト
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。